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2016-01-13 23:16:00
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東根市の人口が増えた理由としては、子育て環境もありますが、住みやすい街づくりをしてきた成果だと思います。また、東根市以北に比べて、降雪量が少ないこと、東根市以南(天童市、山形市)に比べて地価が安いことも相当大きな要因かと思います。


しかしながら、どこの自治体が、どれだけ増えようとも日本全体で見ればゼロサムなわけですから複雑な思いです。東根市は北村山郡という行政区分に属していた関係から現在も村山市、尾花沢市、大石田町とのつながりがあります。これからは、このような広域的な視点で行政サービスのあり方や地方創生を考えていかなければならないと思います。


これは安易な合併を意味するのではなく、人口減少局面における行政サービスの効率化を考えれば必然的に行き着く方向だと思います。つまり、公共施設の維持管理、法務、財務など広域的・包括的に実施し、行政サービスを効率的に提供していこうというものです。また、観光資源や農産物輸出などの攻めの部分では、戦略の共有が求められています。


さて、日本の人口に関する持論としては、イギリス、フランス、ドイツの人口は6000~8000万人ですから、日本も1億人にこだわる必要はないと思っています。その代わり、これから2035年ころまでの少子高齢化の局面を抜け出すまでの相当な困難な時代を乗り越えるぞ、という覚悟が必要かと思います。日本人の真価が試される20年だろうなと思います。


楽観的に、そして果敢に立ち向かっていきたいと思います!

 

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201601/20160113_71039.htm